
DTMを始めてみたいけど、パソコンに詳しくないからどれを買えばいいかわからない。
DTMはかなり高性能なパソコンが必要って聞いたけど、ノートパソコンじゃできないの?
DTMのパソコン選びでこんな風に悩んでいませんか?
僕はいままでノートパソコンとデスクトップパソコンの両方でDTMをやってみましたが、結局ははデスクトップパソコンに落ち着いています。
用途によってノートパソコンとデスクトップのどちらを選ぶかで検討するといいと思います。
パソコンの簡単な知識
パソコンで初心者の人が悩むのが、スペックの見方が分からないことだと思います。
なので簡単に説明しておきます。
OS・・・オペレーションシステムの略ですが、WindowsかMacの2つの選択になると思います。
CPU・・・人でいうと脳の働きをする部分です。
メモリ・・・扱える空き容量のようなものです。
例えば100の容量の物を扱う時に、空き容量が1000と3000では3000の方が余裕がありますよね。
メモリはなるべく容量が多い方がいいです。
グラボ・・・グラフィックボード略です。主にゲームに使う物です。
HDD/SSD・・・HDDはハードディスクドライブ、SSD(ソリッドステートドライブ)でどちらも記憶装置です。
SSDの方が書き込みや読み込みが早く、パソコンの起動が凄く早いです。
一度SSDにしたらHDDにはもどれません。
HDDは起動が遅かったり、保存するのに時間がかかったりしますが、SSDに比べて容量が多く価格が安いです。
WindowsとMacそれぞれのパソコンでしか使えないDTMのソフトがあるので注意してください。
用途に向いたパソコンを選ぶ
どこまでのレベルの音楽を作りたいかで選ぶパソコンは変わってきます。
バイオリンやサックスやピアノなどの音源を使ってガッツリ作りこみたい場合
ガッツリ作りこみたい人はデスクトップ一択です。
どんなデスクトップパソコンならいいのか?
僕がオススメするのは下記のようなパソコンです。
- SSDやHDDなどが最低でも3つある
- メモリが32GBほど
- OSのインストールディスクがSSD
- CPUのスペックが良い
SSDやHDDなどが最低でも3つある
この中でも重要なのがSSDやHDDが最低3つあることです。
バイオリンやサックスなどの音源は、良い音の物は容量が多く重い(パソコンに負担が大きい)です。
なので音源のインストール先を1つのSSDやHDDだけにしてしまうとパソコンがブルースクリーンというエラーで強制再起動してしまいます。
そのため複数のSSDやHDDに分けてインストールすることで回避できます。
僕はこの方法にたどり着くまでに苦労しました。
メモリが32GBほど
メモリは32GBあれば十分だと思います、メモリが少ないと曲の再生中とかにカクカクすることがあるのでケチらない方がいいです。
OSのインストールディスクがSSD
SSDにOSをインストールするとパソコンの立ち上がりがとても速くなるのでお勧めです。
一度SSDを使ってしまうとHDDには戻れません。
本格的な音楽を作ろうとすると良い音のバイオリンやサックスやピアノなどの音を使いたくなります。
僕も最初はギターとドラムとベースだけで録音していましたが、物足りなくなりました。
特にバラードなどではバイオリンなどのストリングスの音源は凄く馴染みます。
そこそこのスペックのパソコンが必要ですし、値段も安くはないので良く考えて選んでください。
CPUのスペックが良い
CPUやパソコンの脳に当たる部分です。
ここが弱くてはパソコンも良い仕事ができません、本格的なDTMには必要な物です。
ギターでの弾き語りなど録音する楽器が少ない場合
ギターとボーカルだけの録音であればノートパソコンでも十分です。
録音するトラックが少なければノートパソコンでもフリーズすることはないと思います。
ギターやボーカルなどのオーディオの音源は負担が少ないです。
バイオリンやチェロなどのインストゥルメンタルの音源は重いのでノートパソコンで使うのはお勧めしません。
デメリット
ノートパソコンはどうしてもHDDなどの記憶装置をたくさん積むことはできないので、ガッツリDTMには向いていないです。
僕はノートパソコンに色んな音源を入れたところ何回もブルースクリーンに襲われ録音したデータが壊れました。
なので、ガッツリDTMをやりたい人は避けた方がいいです。
どこでも時間に捕らわれず録音したい場合
どこでも録音したい場合はノートパソコンを選択することになります。
スタジオなどにノートパソコンを持ち込んで歌を録音する場合も便利ですね。
本当に簡単な録音ならスマホやタブレットでも可能です。
自宅で大きな音を出せない場合
この場合はノートパソコンをお勧めします。
家で大声で歌える環境がある人は、なかなかいないのではないでしょうか?
アパートなどでも苦情が来てしまうので難しいと思います。
その場合はタブレットやスマホを購入しスタジオに持ち込んで録音するのがベストかと思います。
僕が使っているパソコン
僕が使っているのはBTOのパソコンで、マウスコンピューター製のパソコンを使っています。
BTOとは「Build To Order」の略で受注生産のことです。
BTOのパソコンを使う理由は下記の理由です。
- 安くてスペックが良い
- 余計なソフトが入っていない
- 自分の好みのスペックで頼める
安い
BTOのパソコンは有名メーカー製パソコンに比べると安いです。
それに安い値段で高いスペックのパソコンが帰るので僕はBTOでパソコンを買っています。
余計なソフトが入っていない
BTOだとほぼ余計なソフトは入っていません、そこが僕は好きなのでいつもBTOです。
一度メーカー製のパソコンを買ってみたのですが、メーカー独自のソフトが入っていてほとんど使わないことが多かったので僕には無駄になってしまいました。
知らないソフトは使い方も調べないといけないので大変かもしれないです。
自分好みのスペックでパソコンを作ってもらえる
BTOで注文する時にはCPUからモニターやマウスの有無まで細かく注文できます。
自分に必要なスペックで組めますし、余計な部分にはお金をかけなくて済みます。
BTOのデメリット
デメリットとしては納期が2週間ぐらいかかる場合があることです。
受注生産なので時間がかかるのは当たり前なのですが、待つのが苦手な人もいると思います。
時間がかかるということは、組み立てから検品まで自社でやっているので逆に安心できるのではないでしょうか。
下記マウスコンピューターの公式サイトです。
まとめ
DTM用のパソコンは用途に合わせて購入するのがおすすめです。
今回は下記の場合に分けてお勧めするパソコンを紹介しました。
・バイオリンやサックスなどの音源を使ってガッツリ作りこみたい場合
・ギターでの弾き語りなど録音する楽器が少ない場合 ・どこでも時間に捕らわれず録音したい場合 ・自宅で大きな声を出せない場合 |
このパターンで考えて購入すれば失敗も少なくなると思います。
パソコンは高い買い物です、買ってみて不満が出てからではお金がもったいないです。
慎重に選んで購入してください。
僕はノートパソコンでもスペックが高ければ大丈夫だろうと思い、がっつりDTMしてみたらフリーズしまくりで後悔しました。
いまではブログ専用のパソコンになりました。
みなさんは失敗しないようにしてください。