ボーカロイド

ボーカロイドを人間の歌い方に近づける調整方法(脱初心者向け)

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ノート(音符)の入力や歌詞を入れてみたけど、いかにもボーカロイドって感じで機械的であんまりよくないような感じがする。

上手い人は調教とかってどうやってるの?

いまのクオリティの曲だと人に聞かせるのが恥ずかしい。

 

こんな風に悩んでいる初心者の方のためにボーカロイドを少しでも人間に近づける方法を紹介します。

今のボーカロイドって音符と歌詞をいれてあげればそれなりに歌ってくれるんですが、やっぱり人間とはなにかが違うんです。

その違いに気づけば人間らしさを出すことができます。

 

この記事の流れは下記のとおりです。

しゃくりというテクニックを使って人間らしさを出す

・アクセントをつけて人間らしさを出す

・ベロシティとダイナミクスで人間らしさを出す

この3つのやり方を覚えるだけでかなり変わってきます。

覚えることは少し多めですが、一度覚えてしまえば意外と簡単だと感じるはずです。

この記事では脱初心者向けの内容になっています。

 

では、早速やり方を説明していきます。

 

しゃくりというテクニックを使って人間らしさを出す

しゃくりと聞くと演歌?

と思うかもしれませんが違います。

 

しゃくりとは歌い始めに本来の音程を出す前に、低い音程を出してから本来の音程に合わせていく歌い方です。

これを使うとなぜ人間らしさがでるかというと、人が歌うときは正確な音程で歌い始めていないからです。

ボーカロイドは最初から本来の音程で歌ってしまいます、これが機械っぽさを出してしまいます。

人の歌い始めの音程は半音から大きくて2音ぐらいずれたところから本来の音程に合わせて歌っているのでこれを再現してあげれば人間らしさを出すことができます。

早速ですがやり方を説明します。

基本的な下記の3つの方法を紹介します。

  • 小しゃくり
  • 中しゃくり
  • 大しゃくり

について解説します。

 

(小しゃくり)半音から1音下からしゃくる

半音から1音下からしゃくりあげて正確な音程に歌わせる方法です。

まずは、下記の画像の2か所の赤丸の音符の入力を32分音符にしピアノノールを拡大しておきます。

しゃくりを入力するときは32分音符か64分音符で入力すると上手くいきやすいです。

16分音符で入力するとゆっくりとしゃくりに移行することもできます。

 

半音しゃくりあげ

半音あげしゃくりは下記のように、半音下の32分音符から本来の音程へ移行する歌い方です。

画像はら→あへ移行しています。

らの母音はなので本来の音程は「あ」と入力します。

 

1音しゃくりあげ

1音しゃくりあげは、1音下から本来の音程へ移行する方法です。

下記の画像のように1音下からしゃくらせて歌わせる方法です。

半音よりも変化が大きく聞こえます。

 

(中しゃくり)2つの音程を使う

中しゃくりは2つの音程を経て本来の音程へ移行する歌わせ方です。

音符の入力は下記のように入力します。

32分音符で半音ずらし、32分音符で1音ずらしの後に本来の音程へ移行する歌わせ方です。

これは聴いていても明らかな変化が聞き取れるので、サビの歌い始めなどで使うと効果的です。

 

(大しゃくり)2つの音程の差を大きく使う

大しゃくりも中しゃくりと同じく2つの音程を経て本来の音程へ移行するやり方ですが、音程のずらし方が大きいです。

音符の入力は下記のようにします。

 

これは楽曲の中で特に高い音で歌うところで使うと効果的です。

人は低い音程から音程差の大きい高い声を出すときには、本来の音程よりも少し高い音程を経てから本来の音程へと歌います。

シャウトなど張り上げて歌うときはこの歌い方になっていることがよくわかります。

これをボーカロイドで再現することで人間らしさを出せます。

 

大しゃくりは聴いているとはっきりとわかるので、頻繁に使うよりも大事なポイントで使う方がいいです。

 

その他語尾あげ

しゃくりのほかに語尾を上げる方法もあります。

これはB'Zの稲葉さんの歌い方を聞くとよくわかるのですが、稲葉さんは歌い終わりに語尾を上げて歌っているのが特徴です。

これをボーカロイドでやると下記のようになります。

語尾上げは「-」を画像のように歌い終わりにつけてあげればOKです。

こんな簡単なことですが効果のあるやり方です。

 

アクセントをつけて歌わせる

アクセントをつけることで人間らしさを出すテクニックです。

例えば「こんにちは」という言葉を声に出しながら考えてみるとわかりやすいです。

  • 「こ」が大アクセント
  • 「ん」が中アクセント
  • 「に」が小アクセント
  • 「ち」が中アクセント
  • 「は」が大アクセント

で話していませんか?

ボーカロイドでもアクセントを調整して歌わせることで人間に近づけることができます。

具体的には下記のように調整します。

 

入力した音符で右クリックし、歌唱スタイルの設定をクリックします。

 

赤丸のアクセントの数値を調整します。

  • こを40%
  • んを30%
  • にを10%
  • ちを30%
  • はを50%

に調整します。

実際にこんにちはと声に出してみると「は」が一番強く発音していることに気づきましたか?

なので「は」のアクセントを50%にします。

入力した歌詞を実際に自分で喋ってみてアクセントの調整をしてみてください。

 

ベロシティとダイナミクスで人間らしさを出す

ベロシティとダイナミクスでの調整もうまく使うと人間に近づけることができます。

どちらも変化が分かりやすいパラメータなので扱いに慣れると気持ちよくボーカロイドを歌わせることができます。

ベロシティとは

ベロシティは子音の長さをコントロールするパラメータです。

ら(ra)であればrが子音でaが母音です。

ベロシティはMAXが127で最少が0まで調整できます。

値が大きいほど子音が長くなります。

 

これは歌声を聞いた方が分かると思います。

わざと「わ」を「は」にしています、変化が分かりやすいので。

下記は「は」のベロシティがMAXの状態です。

 

下記はベロシティは0の状態です。

 

 

ベロシティが0の方が「は」が遅れて聞こえるような感じがしませんか?

なので立ち上がりをゆっくりにしたいときはベロシティを低くして、早口で歌わせたいときはベロシティを高く調整すれば抑揚を表現することができます。

なお、すべての言葉で同じ効果が得られるわけではないです。

「は行」「さ行」「た行」などでは変化がよくわかります。

 

ダイナミクスとは

ダイナミクスとは、声の大きさや声質を変化させるパラメータです。

最小値が0で最大値が127まで調整できます。

ダイナミクスは大きくすれば力強い声で歌ってくれますし、小さくすれば囁くような声になります。

下記画像はダイナミクスを

  • 常に大きな声で歌う
  • 大きな声から小さな声へ変化
  • 小さい声→大きな声→小さな声の変化

に調整した画像です。

音声はこんな感じになります。

ダイナミクスの調整をするだけで流れるような歌わせ方ができるのが特徴です。

これだけでもベタ打ちと比べるとだいぶ違って聞こえると思います。

 

まとめ

今回はボーカロイドの歌い方を人間に近づける方法を紹介しました。

この記事の内容↓

しゃくりというテクニックを使って人間らしさを出す

・アクセントをつけて人間らしさを出す

・ベロシティとダイナミクスで人間らしさを出す

しゃくりは少しずれた音程から本来の音程へ移行する歌わせ方。

人がしゃべるときに自然とアクセントをつけているので、それをボーカロイドでも応用する。

発音のタイミングと力の入れ具合をベロシティとダイナミクスで調整する。

 

脱初心者向けのやり方なので比較的簡単な方法だと思います。

簡単な方法ですが今回紹介したやり方をやるだけでかなり効果があると思います。

実際にやってみるとけっこう大変な作業です。

なのでボーカロイドの調整しますと言って、副業として仕事にしている人もいます。

自分の好きなことでお金になるなら最高ですよね、副業にしたい人はぜひさらに極めてみてください。

 

僕は下記の本で調整について勉強しました。

おすすめです。


 

 

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