コード

「コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ」を読んでみた感想

「コード進行を覚える方法」は買っても大丈夫?

内容がイマイチ分からないまま買って失敗したくない。

 

こんな疑問を持っている人のために「コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ」を読んでみた感想を書きます。


この本を読んでみた感想は「音楽の知識がゼロの初心者」にはちょっと難しいと思いました。

だからといって初心者が読んでも理解できないわけではないです。

 

この記事でわかること

  • 見やすいコード譜を作れるようになる
  • 曲のキーの探し方
  • コード進行をおおよそ推測できるようになる
  • 例外の「異端児コード」の使われ方がわかる

 

買って失敗したとならないように、本の内容を一部書いておきます。

 

第1章コード進行を覚える方法

第1章のコード進行を覚える方法では、大きく分けると5つのセクションに分かれています。

  • 楽譜をアレンジする
  • セクションごとに覚える
  • ダイアトニックコードを活用する
  • 音の流れを意識する
  • コードチェンジで覚える

 

楽譜をアレンジする

楽譜を買ってみても、五線譜とTAB譜で書かれていて1ページにまとまっていないので、見やすい「1本線コード譜」を作ってみましょう。

下記のように1曲が1ページでまとまるようなコード譜を作ると便利です。

僕はエクセルで作っています。

 

セクションごとに覚える

コード進行はコード名では覚えないようにしましょう。

下記のように〇をしてメジャーコードとマイナーコードを分けてみます。

よくみると6種類のコードで曲ができています。

 

そしてコード名を覚えるのではなく、ルート音の動きを覚えるようにすることがポイントです。

コード名で覚えるより、ルート音の動きで覚えた方がコード進行は覚えやすいです。

 

ダイアトニックコードを活用する

このセクションでは、ダイアトニックコードを数字に置きかえて覚える方法が解説されています。

Cメジャーキーで考えると下記のようになります。

C D E F G A B C
1 2 3 4 5 6 7 1

これをギターのポジションで考えると下記の通りです。

なので、この曲は「〇コード」・「〇コード」を使ってるという考え方ではなく、Cキーの何番目のコードを使うという覚え方をするということです。

こういう覚え方をするとキーが変わっても考え方が同じなので、楽になります。

 

音の流れを意識する

まずは、1・4・5のコードのルート音の位置を覚えます。

メジャーキーの場合は、1・4・5のメジャーキーコードの間にマイナーコードが挟まれている進行になっています。

1・4・5の位置を覚えればマイナーコードの場所も覚えやすくなります。

 

継続して弾く

一度覚えても継続して弾かないと人は忘れてしまいます。

  • 1週間で3日弾く
  • 1ヶ月ごとに覚えている曲を弾く

上記を意識して弾くことで手に覚えさせることができます。

 

第2章 コード進行を耳コピするコツ

第2章はコード進行を耳コピするコツについて書いてあります。

第2章は大きく分けて6つのセクションに分かれています。

 

耳コピの心構え

耳コピするうえでの心構えがありますが、下記の通りです。

 

最初から難しい曲にトライしない

好きな曲から耳コピしようと思う気持ちはわかりますが、アーティストによっては途中で転調していたり、変則的なチューニングで曲を作っていることもあるので簡単そうな曲から耳コピしましょう。

 

調べられることは調べる

そのアーティストの特徴をネットで調べてみましょう。

どんなチューニングをしているのか、コード進行が難しいアーティストなのかどうかは検討がつきます。

 

まずは全体から

耳コピは全体の構成やキー、コード進行からコピーしていきましょう。

いきなりサビからコピーしたくなりますが、全体像を把握してから耳コピしましょう。

 

量をこなす

初心者は1曲を耳コピするのに時間がかかるのは当たり前です。

「絶対音感があったらなあ」とおもうことが多いですが、「大切なのは相対音感です」

相対音感は、量をこなし鍛えればだれでも身についていきます。

 

単音を探すコツ

コードは音の集合体です。

コードを構成している単音を聞き取ることから耳コピは始まります。

 

消去法を使う

やみくもに音を探すより消去法で音を探しましょう。

耳で聞いた音を声に出しながら、楽器を弾いて同じ音を探す。

音は全部で12種類です、ギターであれば1弦の0フレットから12フレットまで弾きながら音を探せばどれかには必ず会うはずです。

 

全体像を把握する

楽曲の構成を把握してから耳コピを始めましょう。

 

楽曲の構成を把握

その曲がどのように構成されているのかを1曲を通して聞いて把握しましょう。

  • イントロ~Aメロ~Bメロ~サビの王道パターン
  • いきなりサビから始まる曲
  • Aメロ・サビで構成されている曲
  • 転調があるはないか

などがあるので曲を良く聞いてどんな曲かを理解しておきましょう。

 

キーを見つける

1・4・5のポジションを利用してキーを探します。

楽器を弾きながら下記の画像の⑧を探します、⑧がその曲のキーになっています。

 

自力でコピーする

今は便利な「コード自動分析」のアプリや、ネットで「曲 コード」で検索すれば有名な曲なら出てきます。

それでは音感が身につきません。

音感を身につけた方が自分のためにもなります。

 

使用コードを特定する

曲のキーが分かったらダイアトニックコードを書きだします。

Dメジャーキーの場合は下記の通りです。

D Em Fm G A Bm Cm(♭5) D

のようになります。

これはキーが変わっても考え方は同じです、Eメジャーキーであれば1音ずらせばOKです。

 

コード進行を推測するコツ

最初と最後のコードが1のコードで明るく感じられる曲はメジャーキーです。

また、高い確率で5(7)コード~1のコードで終わることが多いです。

 

異端児なルート音がでてきたら

基本的に曲はダイアトニックコードで構成されていますが、ダイアトニックの7つの音程から外れた例外「異端児の音程」が使われていることがあります。

 

こういったコードの代表的な使い方は下記の通りです。

  • 部分的に転調している
  • 経過音的アプローチが使われている

 

まとめ

この記事では「コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ」の感想と内容について書きました。

 

この本で身につくこと復習

  • 見やすいコード譜を作れるようになる
  • 曲のキーの探し方
  • コード進行をおおよそ推測できるようになる
  • 例外の「異端児コード」の使われ方がわかる

この本で勉強することで耳コピに使える技術を身につけることができます。

1曲を耳コピしたぐらいでは簡単に身につくものではありません。

とにかく継続して何曲も耳コピしてみてください。

コード進行はコード名ではなく「コードを数字で覚える」

耳コピは曲の構成を把握し1・4・5の型を使ってルート音を探しキーを探す。

キーが分かったら、ダイアトニックコードを特定する。

何度のやれば自然と身につく技術です「絶対音感」は必須ではありません。

誰でも身につけられるスキルです。

 

 

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