ギター

ギター教室の初心者レッスンを受けてみた感想

 

若い頃から漠然とではありますが、夢のようなものがありました。

それは、エレキギターを自由自在に操って、演奏することです。

布袋寅泰氏のようにギターを体の一部のように操り、観客を魅了し。自身も陶酔する。

そんな姿に憧れを抱いていました。

でも、きっと自分なんかは絶対音感なんかもないし、手先も不器用だし、きっと無理なんだろうなと、自分に言い訳をしてその夢に蓋をして生きてきました。

そんな夢さえも忘れていたある日、街を歩いていると、ふと「ギター体験レッスン無料実施中」という立て看板が目に入ってきたのです。

私の脳裏には忘れかけていた、ギターへの渇望が湧き上がってきました。そして、そのギター教室へと歩を進め、その扉を開けたのでした。

 

 

思っていた以上の圧倒感

扉を開けた僕を待っていてくれたのは、とても気のいい感じの若い2人のスタッフです。

話を聞くと、1人のスーツを着た小柄で優しそうな男性がアコースティック・クラシックギター担当で、もう1人のジャケットにデニムの大柄な男性がエレキギター担当とのことでした。

私は自分はエレキギター希望だと伝えると、ジャケットにデニムの担当先生は「今ちょうど空いてるからいいですよ」と練習スペースに誘導してくださったのです。

椅子に座り、先生に言われるがままにギターを抱えたときの印象が今でも忘れられません。

とてつもなく大きく感じ、圧迫感さえ感じたのです。

「大きく感じるでしょう、皆さん感じることなんですよ」と先生も聞いてきました。

私はそうなんですねと答え、慣れないストラップを肩からかけて、無料体験レッスンが開始されることになりました。

 

 

たったひとつの弦を弾く

まったくの未経験の僕に先生がレクチャーしてくれたのは、まず6弦のフィンガリングだけのフレーズを弾くことです。

6弦だけなら簡単そうに感じるかもしれませんが、何せ音感も器用さもない私です。6弦のフレットに左手の指を移動させるだけでも、四苦八苦でした。

しかし、このフレーズだけでも覚えて帰ってくださいという先生の言葉に励まされ、左脇ががら空きで猫背な姿勢も矯正していただき、なんとかそのフレーズを覚えて帰ることができました。

ひとつフレーズが弾けたことにより、もっとギターを弾いてみたいという気持ちが顕在化してきて、私はそのスクールに毎週1回30分通うことにしました。

初心者には1回30分でもかなり忍耐が必要な時間です。

 

 

ギター教室は楽器を通してのコミュニケーションの場でもある

仕事場や学校とは違うけれども、ギター教室もコミュニケーションの場であると言えます。

先生との相性のレベルにもよるとは思いますが、ギター教室で先生と笑顔で談笑している人たちを、私は数多く見てきました。きっとその人たちも、会社や家庭内に悩みを持っていたり、また寂しさや孤独を抱えているんだと思います。

それが、月額1万円(私の通っていたギター教室の場合)で癒しが得られるのであれば、安い出費だと私は思います。

とにかく、ギターをはじめ、楽器の周りには笑顔があふれています。これはすてきなマジックです。

また、後述しますが、バンドを組んだりして、生徒同士の交流なども生まれたりします。

異なったジェネレーション間での、通常ではありえないコミュニケーションができたりするのもギタースクールの魅力のひとつです。。

 

 

ルーティーン練習で伸び悩む

皆さまはクロマチック練習というのをご存じでしょうか。

メトロノームを鳴らして、例えば1~4フレットの1弦に左手の指を置き、下から上にまた上から下に垂直移動しながら弾いていく練習法です。運指の練習になります。

私はこれが大の苦手です。

しかし、レッスンの始まりは毎回メトロノームでクロマチックと決まっていたので、その後のフレーズ練習を楽しみにいつも頑張っていました。

フレーズ練習ではJ-POPなどをパワーコードで弾いたりもできるので、楽しかったのですが、家でもクロマチックなどの練習は嫌でやらなかったので、指の分離ができていないのが一番の難点でした。

 

 

Smells Like Teen Spiritが私を変える

それからも、クロマチック練習以外は楽しく毎週レッスンに通っていたのですが、ある程度コードも弾ける、フレーズも弾ける、けどなにか物足りない。というモヤモヤした感じでいた私に、先生が「教室主催のLIVEに出てみませんか」とおっしゃってきたのです。

私は「私は初心者なので遠慮させてください」と何度も断りましたが、先生の「LIVEに出るのが一番の上達への近道ですよ」と力強くおっしゃられたので、しぶしぶLIVEに出ることを承諾しました。

私は高校生2人とバンドを組みました。先生の指示で曲は僕が決めることになり、また大変な役目を負ったなと思いました。

私はいろいろな曲を考えましたが、自分が好きな曲で比較的簡単そうな曲は、これしか思いつきませんでした。その曲がNirvanaの「Smells Like Teen Spirit」です。

今まではテキストに掲載されている無名のフレーズの練習がほとんど、時折先生がJ-POPや洋楽の曲の簡単なさわりをやらせてくれますが、本格的に有名な楽曲に取り組むのはこれが初めてでした。

ソロパートもあり、そこは特に失敗できない部分です。

今までは家ではあまり練習しなかったのですが、この話が決まってからは、家でも何度となく本物の曲を流しながら、一緒に弾いて練習に練習を重ねました。

やっぱり、先生の言っていたことは本当でした。LIVEに出るとなると、失敗したくないから、ものすごく頑張って練習する。そのことがよく分かりました。

 

 

LIVE本番

LIVE当日まで私はできる限り時間を取って練習をしました。

初心者でもここまでできるんだというのを、なんとか見せてやろうと思ったのです。

教室での高校生2人と一緒のバンドセッション練習も4~5回はやりました。

LIVE会場のライブハウスがある駅に早朝降り立って、高校生2人と合流して、今のコロナ禍では考えられないほどすし詰めの控室で、それでもなんとか練習しながら、出番を待ったのです。

そしていざ私たちの出番を迎え、練習の成果を発揮する場面になりました。

100名以上いるお客さん(出場者の家族がほとんどです)の前で、ソロパートさえ少しミスをしましたが、概ね持てる力の限りをお見せできたので良かったです。

 

 

ギター初心者レベルのレッスンとは

テキスト通りであれば、プリングができたりチョーキング、ハンマリング、グリッサンドができたりといったところになるのでしょうが、あとは簡単なフレーズLevel.1~20までみたいな感じで、できれば初心者卒業みたいな感じになるのでしょう。

どこまでを初心者と呼ぶのか、なかなか難しい線引きです。

私みたいに初心者だけど、バンドを組んでLIVEに出させてもらったような人間もいれば、実力は一級品になっているのに、教室だけでコツコツと頑張っている人もいます。

結局自分が初心者かそれとも中級者以上なのか、自己判断でしかないような気もします。

 

 

まとめ

初心者の方がギター教室を訪れた場合、その後継続してそのギター教室に通われるかどうかは、先生方の教え方の方針やその場にどれだけの癒しなどがあるかによって違ってくると言えます。

また、先生方の人柄にもよってきますし、目指す高みがある方が、生徒さんたちのモチベーションキープにもつながってくるはずです。

まずは、無料のトライアルでもお試しください。これは私の印象ですが、お試しの結果入会しなくても、しつこく入会を迫ってきたりはしないと思います。

もし、ギター教室にご興味があるのであれば、凛とした姿勢でその扉を開けてみましょう。

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