ギター

CAGEDシステムでコードのポジションを覚える

ギターには色んなコードがあって、曲が変わる度にコードが変わって覚えられない。

こんな風に悩んでいる人も多いと思います。

そんな方のためにこの記事ではCAGED(ケージド)システムを紹介します。

 

ギターのオープンコード

CAGEDシステムを説明する前にギターのオープンコードについて解説します。

オープンコードを知らないとCAGEDシステムも理解できないと思います。

オープンコードは開放弦を含んだコードのことをいいます。

下記のコードは覚えてほしい5つのオープンコードの押さえ方です。

 

Cメジャーコード

ミとソが開放弦の音になっています。

 

Dメジャーコード

レの音が開放弦の音になっています。

 

Eメジャーコード

ミとシが開放弦の音になっています。

 

Gメジャーコード

レとソとシが開放弦の音になっています。

 

Aメジャーコード

ミとラの音が開放弦の音になっています。

この5つのコード名を並べ替えたのがCAGEDシステムになります。

 

CAGEDシステムとは

CAGEDシステムを理解すると指板のあらゆる場所でコードを弾くことができます。

スケールまで覚えられるという優れものです。

では、具体的なCAGEDシステムの使用方法について説明します。

 

メジャーコードのCAGEDシステム

メジャーコードのCAGEDシステムについて説明します。

 

AメジャーコードのCAGEDシステム

Aメジャーコードの押さえ方を改めてみてみましょう。

これは5弦の開放弦がルート音のAの音になっています。

この押さえ方のまま、ルート音の場所をCの音のポジションで弾いたらどうなるでしょうか?

そうなんです、Cメジャーコードになるんです。

 

なのでEメジャーコードを弾きたいと思ったら、ルートがEの場所で同じ押さえ方をすればEメジャーコードを弾くことができます。

下記を弾いてもらうとEメジャーコードになっているのが分かると思います。

 

GメジャーコードのCAGEDシステム

Gメジャーコードの押さえ方は下記です。

 

この押さえ方でAメジャーコードを押さえてみると下記のような押さえ方になります。

押さえずらいですよね。

通常はこんな押さえ方はしませんが、この押さえ方でAメジャーコードを弾けてはいます。

 

EメジャーコードのCAGEDシステム

Eメジャーコードの押さえ方は下記です。

 

この押さえ方でルート音がFの場所で押さえてみるとFメジャーコードの押さえ方になります。

あの初心者の壁Fメジャーコードの押さえ方になりましたね。

 

DメジャーコードのCAGEDシステム

Dメジャーコードの押さえ方か下記です。

この押さえ方でCメジャーコードを弾くと下記のようになります。

これも押さえにくいですね、通常はこんな押さえ方はしません。

でもこの押さえ方を知っていると便利なことがあります。

 

5つの押さえ方を紹介しました。

この押さえ方さえ知っていれば、ポジションを変えるだけでメジャーコードを押さえることができます。

 

マイナーコードではどうなのか?

マイナーコードでも一部同じ考え方で弾くことができます。

 

Eマイナーコードのオープンコードの押さえ方

Eマイナーコードは6弦の開放弦がルート音になっています。

 

この押さえ方でルート音がAの場所で押さえるとAマイナーコードになります。

ルート音は6弦の5フレットの場所になっています。

 

Aマイナーコードのオープンコードの押さえ方

Aマイナーコードのオープンコードの押さえ方は下記の通りです。

ルート音は5弦の開放弦です。

 

この押さえ方でCマイナーコードを押さえると下記のような押さえ方になります。

ルート音は5弦の3フレットになります。

 

スケールを覚えることにも使える

CAGEDシステムを覚えればスケールを覚えることにも繋がります。

 

Cメジャーコードのオープンコードからスケールを考える

さきほど出てきたCメジャーコードの押さえ方を見てみましょう。

この押さえ方の周辺でCメジャースケールのポジションを見てみると下記のようになっています。

赤い部分がCメジャーコードの押さえ方です。

Cメジャースケールはドレミファソラシドの音で構成されています。

Cメジャーコードの押さえでいる場所は、Cメジャースケールに必ず含まれていることが分かると思います。

 

Aメジャーコードのオープンコードからスケールを考える

Aメジャーコードの押さえ方でCメジャーコードを押さえると下記のポジションになります。

この押さえ方の周辺のCメジャースケールは下記のようになります。

 

Gメジャーコードのオープンコードからスケールを考える

Gメジャーコードのオープンコードの押さえ方でCメジャーコードを押さえると下記のようになります。

 

この押さえ方周辺でCメジャースケールのポジションは下記の通りです。

 

Eメジャーコードのオープンコードからスケールを考える

Eメジャーコードのオープンコードの押さえ方でCメジャーコードを押さえると下記のようになります。

この押さえ方周辺でCメジャースケールのポジションは下記の通りです。

 

Dメジャーコードのオープンコードからスケールを考える

Dメジャーコードのオープンコードの押さえ方でCメジャーコードを押さえると下記のようになります。

この押さえ方周辺でCメジャースケールのポジションは下記の通りです。

このようにして5つのCAGEDシステムのフォームでCメジャーコードを弾きながら、Cメジャースケールのポジションを覚える練習にもなるので参考にしてみてください。

 

各CAGEDシステムのルート音をDのポジションで弾けばDメジャースケールを弾くことができます。

ギターはルート音のポジションを変えるだけで他のキーにも対応できるので上手く利用してください。

 

まとめ

この記事ではCAGEDシステムについて説明しました。

CAGEDシステムを理解してからコードを弾いてみると押さえ方のポジションはそのままで、移動するだけで色んなコードを弾けることが分かると思います。

ギター初心者の人には少し難しいかもしれませんが、覚えておくととても便利です。

今は分からなくても、後になってこの記事を見てみるとなるほど!と思う時が来ると思います。

押さえ方さえ慣れてしまえば、あとはルート音の場所を覚えれば簡単です。

ぜひ、利用してみてください。

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