
フルアコを販売しているブランドはたくさんありますが、その中でもこの記事ではEastmanのフルアコについて
Eastmanとは
アメリカで「驚愕な鳴り」と話題になりました。
アーチトップのギターを単板削り出しで作ったギターは通常高価(800000円~)になりますが、Eastmanはその価格のやすさで評判になりました。
Eastmanは長年
- ヴァイオリン
- チェロ
- コントラバス
を作り続けているブランドで高い制作技術があります。
完全な手作業で作られているギターです。
単板削り出し
単板削り出しとは、フルアコなどのギターで使われている用語です。
下記のようにアーチトップ(湾曲しているギター)を一枚の板を削り出して加工する作り方です。
表面と裏面の両方を削り出してるので、高級ギターに使われている技法でしたが、Eastmanでは驚くほど安く販売されました。
下記のように湾曲しているギターをアーチトップと呼びます。
フルアコとは
フルアコはアーチトップでギター内が完全に空洞になっているエレキギターです。
ボディ内で音を共鳴させて音量を稼ぐために、このような作りになっています。
フルアコのギターのことを「ハコモノ」と呼ぶことが多いですが、世界的にはアーチトップと呼ばれています。
おすすめギター
おすすめはしますが、Eastmanのフルアコはあまり流通していないので楽天やアマゾンにも在庫はあまりありません。
どうしても見つからない場合はメルカリやヤフオクなどで探してください。
AR-805
単板削り出しのアーチトップのギターです。
単板を削り出す事で得られる独特なトーンの歪み無いナチュラルな木のトーンが特徴です。
低音から高音まで幅広いレンジで豊かに鳴り響きます。
ネック材 | メイプル |
ナット材 | 牛骨 |
指板 | エボニー |
スケール | 635mm |
フレット | 22フレット |
トップ材 | ハンドカーブドスプルース単板 |
サイド&バック材 | ハンドカーブドメイプル単板 |
Eastman AR-175CE
Eastmanのフルアコを買う人はまずこのギターに目をつけます。
ピックアップにはKent Armstrongデザインによるハムバッキングタイプのピックアップが搭載されています。
ヴィンテージギターを持ったような軽いギターに仕上がっています。
塗装は全てラッカー仕上げ。
もちろんハウリングに強いフルアコです。
ボディ | ラミネート・メイプル |
ネック | メイプル |
指板 | ローズウッド |
スケール | 24 3/4インチ |
フレット | 22f |
重量 | 2.63kg |
付属品 | ハードケース |
T386
ハウリングしにくいギターです。
合板独特のコンプ感のあるトーンを持つフルアコです。
よりジャズに似合うトーンを探している人におすすめです。
ボディ | ラミネート・メイプル 16インチ |
ネック | メイプル |
指板 | ローズウッド |
スケール | 24 3/4インチ |
フレット | 22f |
重量 | 3.65kg |
付属品 | ハードケース |
T-484
ピックアップは、
フロントポジション・・・Seymour Duncan Jazz、
リアポジション・・・Seymour Duncan 59モデル
が搭載されています。
ダブルカッタウェイ加工でハイポジションが弾きやすくなっています。
まとめ
Eastmanのフルアコについてまとめてみました。
Eastmanは
- ヴァイオリン
- チェロ
- コントラバス
を作っていたので楽器の鳴りには精通してるブランドです。
- ヴィンテージギターのような軽いギター
- 歪み無いナチュラルな木のトーン
- 単板削り出しなのに低価格
Eastman(イーストマン)特有の単板削り出しのフルアコが気になっている人は参考にしてください。
ジャズギターをもっと詳しくなりたい人には、Jazz Guitar Gear