いつの時代も習い事の定番となっているピアノ。
早い生徒さんは、3歳からお稽古を始めています。
ピアノのレッスンを始める理想的な時期は、3歳から5歳と言われています。
とはいえ、3歳のお子様を持つ親御様には、不安もありますよね。
そこで、3歳からピアノ教室に通わせるメリットや、将来的にどんな良いことがあるのかをお話いたします!
目次
ピアノ教室に通わせるときにどんなことを悩んだ?
3歳のお子様をピアノ教室に通わせたい親御様が最も悩むことは、「レッスンの進め方」です。
いきなりピアノの前に座らせて、楽譜を開いて「さぁ!弾きましょう」ということはありません。
まずは、ピアノや音楽に興味を持ってもらうことが大切です。
もちろん、ピアノ教室や先生の指導方針はありますが、今の時代、「スパルタ指導」はほとんどないでしょう。
また、初期費用についても気になるところですね。
ピアノを習わせるとなると、自宅にもピアノを設置することが望ましいです。
アコースティックピアノや電子ピアノを、各家庭の環境に応じて購入するとよいですね。
その場合、費用の相場は5万円~30万円くらいと言われています。
次に、レッスン料の相場は、3歳クラスで月額5000円からが一般的です。
椿音楽教室ではお子様のコースは1回4000円と安くなっているので一度覗いてみて下さい。
ピアノ教室やピアノの先生はどのように選ぶ?
3歳からピアノを始めるには、ピアノ教室の選び方も迷いますよね。
ピアノ教室は、大きく2つのタイプがあります。
1つは、グループレッスンを主体とする音楽教室。
代表的なピアノ教室といえば、ヤマハ音楽教室です。
ヤマハ音楽教室では、3歳からグループレッスンに対応しているクラスがあります。
ピアノというよりも、歌ったり踊ったりする総合レッスンになります。
希望すれば、ピアノの個人レッスンも可能です。
グループレッスンならば、お子様がお友達と一緒に通ってくれるという声もあります。
お友達と楽しくレッスンに参加できるので、グループレッスンに通わせる親御様も多いです。
また、個人のピアノ教室は、先生の自宅でレッスンを行うことが主流です。
個人教室の先生の場合、紹介してもらって通い始めるケースもあります。
ただし、どんなに先生のピアノ演奏技術が高くても、教え方も上手とは限りません。
個人教室の先生にピアノを習い始める際は、お子様の様子をよくお話ししてみましょう。
経験豊富な先生は、お子様の性格や態度を考慮して、個性を尊重したレッスンをしてくれると思いますよ!
3歳のお子様にはピアノ教室でどんなレッスンをするの?
3歳のお子様ですから、当然ピアノに初めて触れることになります。
ピアノ教室にある大きなグランドピアノは、3歳のお子様から見ると、大迫力の楽器でしょう。
まずは、ピアノに触れて音を出すことから始まります。
出した音に合わせて音名で歌ったり、時には親御様が弾いている姿を見せて、真似をさせることで、自然とピアノに向き合うようになります。
初めは、指1本で音を出しながら、音階を覚えさせていきます。
次第に他の指を使って弾けるようになったら、基本的な手の形や姿勢を教える段階になります。
3歳からは、覚える能力も早くなるといわれますので、楽譜を読むための基礎も教えていきます。
どんな教本が使われるの?
いよいよ、本格的なピアノのレッスンがスタート!
3歳からの教本は、お子様が興味を持つようなイラストが描かれているテキストが良いと思います。
絵本のような教本は、ただイラストが描かれているのではなく、曲のイメージが伝わるように描かれています。
想像力を伸ばし、感情豊かな音楽性を身につけることができます。
≪参考例≫
うたとピアノの絵本 アキピアノ教本導入編
ヤマハのピアノえほん [バラエティ]
ソルフェージュのレッスンについて
ピアノ教室の指導方針として、ソルフェージュのレッスンを並行して行う教室もあります。
ソルフェージュとは、音を聞き取り楽譜に書く力、初見の楽譜を見て歌える力を身につけるためのレッスンです。
3歳から始めるケースもありますが、まずは先生とよく話し合ってみましょう。
親御様が望む理想的なレッスン内容を伝えて、お子様に合ったレッスンでピアノを始めることが大切です。
ソルフェージュのレッスンを続けるメリットは、将来、お子様が音楽高校や音楽大学の受験を希望した際に、試験にも対応できることです。
ソルフェージュが未経験のまま、受験することは困難です。
幼少期からのレッスンが重要なので、ピアノ教室に通わせる時には、ソルフェージュも検討するとよいですね。
ピアノを習うメリットは?
3歳からピアノ教室に通わせることは、様々なメリットがあります。
- 音感やリズム感が身につく
- 脳が活性化されて働きが良くなる
- 学校で伴奏や指揮者を任せてもらえる
- 交友関係が広がる
- 外国語に馴染みやすい
では、具体的に説明しますね。
*音感やリズム感が身につく
時々耳にする「絶対音感」とは、鳴っている音の絶対的な高さが認識できる能力のことです。
あくまでも、音楽理論上の能力であり、日常生活の音がドレミで聞こえるというのは違います。
この絶対音感は、幼少期に音楽に触れることで身につくと言われています。
同時に、リズム感を身につけることで、お遊戯や体操も上手になります。
*脳が活性化されて働きが良くなる
ピアノを弾くことは、実は様々な器官をフル稼働させているのです。
左手と右手が同時に異なる動きをするので、脳がバランスよく働きます。
耳は、左右の音のバランスを聞き分けて、美しい音色を出すための重要な器官です。
また、楽譜を読み、暗譜することで、集中力や暗記力が身につきます。
3歳からピアノを始めると、このような力が無理なく身につくのです。
*学校で伴奏や指揮者を任せてもらえる
小中学校で合唱をする際、ピアノが弾ける生徒さんが伴奏を任されることが多いです。
伴奏をすることで、自信になったり、友人関係が深まるなど、よい思い出になるでしょう。
親御様も、お子様の晴れ舞台に、感動されるのではないでしょうか。
*交友関係が広がる
ピアノ教室に通うと、そこでもお友達ができて、交友関係が広くなります。
ピアノという共通点があり、学校の友人とは違う存在になりますよね。
*外国語に馴染みやすい
ピアノの楽譜に書かれている音楽用語は、イタリア語やドイツ語、フランス語が多いです。
つまり、楽譜を通して自然に外国語に触れているのです。
個人差はありますが、英語の授業にも馴染みやすいといえます。
ピアノのお稽古に意欲的に取り組むためには?
3歳のお子様には、親御様が一緒にピアノの練習をしてあげることが理想的です。
さらに、上手に弾けた時は、褒めてあげましょう。
できないことを責めると、ピアノが嫌いになるだけです。
お子様が意欲的にピアノレッスンを続けるためには、まず「ピアノが好き」という気持ちを引き出してあげてくださいね。
実際にピアノ教室に通ってどうだった?
実際に、3歳からピアノ教室に通った方や親御様の声を集めてみました!
今これ程音楽専門の高校に通っていて良かったと思ったことはない。
あと、3歳からピアノとエレクトーン習わせてくれた親にも感謝。— ぽっぽ@🔰DTM(a.k.aDJKENYA) (@poppo11108) October 30, 2020
今となっては3歳でピアノ習わせて良かったって思ってる。頑張ってくれてるなぁ〜🎹
— k___m (@10p_q85) May 13, 2021
とりあえずピアニストにする気はないけれど、自分がピアノやってて良かったなと思うことも多かったので息子は3歳でピアノをやらせたい。ついでに自分はそれ以外の習い事は英語しかやってなかったので(なのに全く身についていない)スイミングくらいは通わせたい。金が、、、金かかる。
— MOCO (@moco_o18) November 28, 2018
今日はピアノレッスンの日✨
息子(6歳)、娘(3歳)はすごく大人しく先生の話を聞いて言われたとおりの音を出して、褒められて照れてた!すごく楽しかったみたいで早く次のレッスン日になってほしいみたい。
良かった良かった(*^^*)
しかしこれからピアノ買うとなると、教材込みでまた出費が💦— 無気力おばさん (@yomigaeri_obaba) June 25, 2021
素晴らしい先生に恵まれたり、将来音楽を続ける自信がついたり、様々な声がありましたね。
ピアノ教室の発表会は一生の思い出になる
ピアノ教室に通い始めると、発表会が開催されることが多いですよね。
日頃のレッスンの成果を発表する晴れ舞台です!
発表会に向けて、自分の好きな曲を一生懸命練習していきます。
難しい曲に苦戦したり、思い通りに弾けない、そんなつらいことでさえも、よい思い出となって残ります。
お客さんの前で堂々とピアノを弾くお子様の姿を、親御様も感慨深げに見守っています。
数年後、ピアノ教室の発表会を懐かしく話すこともあるでしょう。
このように、ピアノ教室に通っていたことが、大人になってよい思い出としてよみがえると親御様も嬉しいですね。
音痴になるのを防げる
大人になるとカラオケが嫌いだという人がけっこういます。
理由を聞いてみると「カラオケ」で歌ったら笑われてから嫌いになったという人がほとんどです。
音痴は陰で笑われたりしてしまいます。
でも、小さい頃から正確な音を聞いて音感を身につけておけば音痴になることを防げます。
大人になってからでは音痴を治すのは難しくなります。
小さい頃から音感を身につけましょう。
子供を音痴にしない方法を書いているので下記を参考にしてみてください。
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子供が音痴?子供を音痴にしない方法を年代ごとに解説!
子供が音痴で悩んでいるという方はいませんか? 子供が音痴だと果たして直るのか心配になっている方も多いことと思います。 そこで、今回は子供を音痴にしない方法につ ...
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まとめ・3歳からピアノ教室に通うことは将来的に役立つ
ここでは、3歳からピアノ教室に通うことのメリットや、将来的に良いことを紹介してきました。
3歳からピアノを続けて、ピアニストやピアノ講師になる人、音楽とは離れてしまっても、ピアノ教室に通ったことで身についた力が役にたった人…
その可能性は無限大です!
ぜひ、3歳からのピアノ教室、一度覗いてみてくださいね。