ギター

ローズウッド材のギターとは

 

MartinのD28や国内ギターメーカーであるK-yairiなどに使用されているローズウッドとはどのような材質なのでしょうか?

 

アコースティックやエレキギター問わず、使用されている木材の種類で音色は大きく変わってきます。

 

中でも、ローズウッドは比較的高価なギターに使用されていることからも材質が高く、半世紀以上に渡りギブソンやMartinなどの数多くのギターブランドで使用されてきました。

 

ですが、ローズウッドと一口で言っても種類はいくつかあり価格も異なってきます。

 

そこでこの記事では各種ローズウッドの特徴について、使用しているギターについてとりあげていきたいと思います。

 

 

ローズウッド材の特徴

 

数多くの有名ギターに使用されてきたローズウッド。

 

各4種類のローズウッドについて最も高価な材からスタンダードな材までそれぞれ掘り下げていきます。

 

 

ブラジリアンローズウッド

ブラジリアンローズウッドの特徴は以下のとおりです。

 

 

名称 ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)
ツルサイカチ属
マメ目
マメ科
原産地 ブラジル
使用された有名ギター Martin/D-28custom(ハカランダ)
音の特徴 広く煌びやか

 

別名ハカランダと呼ばれるブラジリアンローズウッドは、原産地ブラジルでの伐採が増えたことにより数が減少し、非常に希少価値の高い材となっております。

 

1970年代以降数が減少した為、ブラジリアンローズウッドの代替えとして様々な材が使用され始めました。

 

最高級の木材でありブラジリアンローズウッドを使用したギターは、100万円を超えることも珍しくなく多くのギターマニアの憧れです。

 

ハカランダを使用した有名ギターには、Martin/D-28custom(ハカランダ)があげられ、価格は100万円を軽く越してきます。

 

サウンドの大まかな特徴は、広く煌びやかな音。

 

Martinなどのレンジが広いギターに使用されているのも納得です。

 

インディアンローズウッド

 

インディアンローズウッドの特徴は以下です。

 

名称 インディアンローズウッド
ツルサイカチ属
マメ目
マメ科
原産地 インド
使用された有名ギター Martin/D-41
音の特徴 甘く優しい

 

インディアンローズウッドはその名の通りインド原産の材となっており、他のローズウッドに比べ非常に強度が高いのが特徴です。

 

一般的に呼ばれているローズウッドのほとんどがインディアンローズウッドであり、ギターの指板材として最も多く使われています。

 

ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)の数が減少し入手困難となった為、代替えとして使用され始めたのがきっかけです。

 

インディアンローズウッドを使用した有名なギターとして、Martin/D-41があげられます。

 

気になるサウンドの特徴は、甘くやさしい。

 

最もポピュラーなローズウッドであることからもサウンド面でのクセもなく、使用しやすいのも特徴といえるでしょう。

 

 

マダガスカルローズウッド

マダガスカルローズウッドの特徴は以下のとおりです。

 

名称 マダガスカルローズウッド
ツルサイカチ属
マメ目
マメ科
原産地 マダガスカル
使用された有名ギター K.yairi/DY-45 custom
音の特徴 ハカランダに似て広く煌びやか

 

 

マダガスカルローズウッド通称ボワドローズはマダガスカル原産の材となっており、近年数の現象から希少価値が上がっています。

 

非常に高価であるブラジリアンローズに木目やサウンドがよく似ている為、代替えとしても使用されています。

 

いくつか種類があるローズウッドの中でも最も重量があると言われており、重くはっきりとしたサウンドを演出してくれるでしょう。

 

使用されている有名なギターにはK.yairi/DY-45 customなどがあげられ、ニールヤングのようなフロントミュート奏法でもはっきりとした輪郭を表してくれます。

 

ホンジュラスローズウッド

 

ホンジュラスローズウッドの特徴は以下です。

 

名称 ホンジュラスローズウッド(ニューハカランダ)
ツルサイカチ属
マメ目
マメ科
原産地 ホンジュラス
使用された有名ギター K.yairi/DY-45
音の特徴 粒だちがよく柔らかい

 

ブラジリアンローズウッドの価格が高騰したため、1970年代に代用でヤマハがニューハカランダという名前をつけて使用し始めたのがホンジュラスローズウッド。

 

現在は希少価値が上がってしまっているため、レギュラーモデルでホンジュラスローズウッドを使用しているメーカーは少ないですが、国内ブランドであるKyairiのDY45モデルで使用されていることが分かっています。

 

Kyairのギターは職人が一つ一つ手作業で制作しているということもあり、DY45自体の数は少なく楽器店ではあまり見られないギターの一つです。

 

ギブソン系のレンジの狭いJ45などとは対照的に、粒だちがよく柔らかいサウンドが特徴となっています。

 

レンジの広さを生かした3フィンガーやカーターファミリーピッキング奏法に相性の良い材ではないでしょうか?

 

ローズウッドを利用したギターの価格が上がる?

これまでにご紹介してきたローズウッドは年々数の減少によりワシントン条約の付属書IIに登録されており、市場に出回りにくくなっております。

 

取引可能な数が減るということは自然と価格も高騰する為、これから数の減少傾向があるローズウッド材を使用したギターの価格も上がってくるでしょう。

 

中でもハカランダやホンジュラスローズウッドなどは現在でも非常に希少とされており、今後も大きく価格高騰するであろうと考えています。

 

しかし例外もあり、インディアンローズウッドは一時期数の減少が見られ価格が高騰していましたが、そのあと増加したため現在ではスタンダードな材として多くのギターに使用されるようになりました。

 

現在でもハカランダなどのローズウッドはとても希少価値があり高価ですが、今後もっと数の減少により価格の高騰が見られるでしょう。

 

まとめ

 

今回は、ローズウッド材のギターとはについ取り上げてきました。

 

希少価値の高い順に並べると以下のようになります。

 

  1. ブラジリアンローズウッド
  2. マダガスカルローズウッド
  3. ホンジュラスローズウッド
  4. インデイアンローズウッド

ブラジリアンローズウッドはご紹介してきた中で最も希少価値があり価格の高い材で、レンジの広い煌びやかなサウンドが特徴です。

 

インディアンローズウッドは一番多くのギターに指板材として使われ、最もスタンダードなローズウッドであることが分かりました。

 

マダガスカルローズウッドとホンジュラスローズウッドは、1970年代当時数が激減していたブラジリアンローズウッドの代替えとして利用され始めたのがきっかけです。

 

サウンド面に関してはどちらもブラジリアンローズウッドに近く、粒感のある煌びやか音が期待できます。

 

ご紹介してきたローズウッドはワシントン条約の付属書IIに登録されている為、市場で取引できる数が少なく、年々希少価値が上がっています。

 

今後、価格が高騰する恐れがありますので一生物として最高級の材を使用したギターを手に入れたいという方は、早めに購入を検討されてみるのもいいでしょう。

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