ヤマハFG/FSシリーズは50年以上もの歴史があるギターです。
50年以上たった現在でも多くの人に愛されているギターで、とても人気なギターになっています。
実際、ヤマハFG/FSシリーズにはかなり魅力があります。
今回はそんなヤマハFG/FSシリーズについて紹介していきたいと思います。
目次
ギターの種類
ますギターの種類について説明したいと思います。
ギターには以下の二種類のギターが存在します。
- アコースティックギター
- エレクトリックアコースティックギター
まず、アコースティックギターについて説明します。
アコギという名称で親しまれており、楽器から、電気の力を借りず、直接音が出ることが、アコースティックギターの特徴です。アコースティックギターの反対の存在がエレクトリックアコースティックギターであり、エレキギターという名称で親しまれています。エレキギターはその名の通り、電気の力で音を出します。
FG/FSシリーズの歴史
FGシリーズ
FSシリーズ
FGシリーズが一番初めに発売されたのが1966年の時でした。
日本国産初のアコースティックギターで、FG180、FG150の二種類のギターが発売されました。
当時のFGシリーズは安価なのにも関わらず、高性能なことが話題となり、高い人気を得たのです。
この時、高性能なギターは値段が高いという概念を覆したとも言われています。
FGシリーズは、ゆずの岩沢厚治、福山雅治、竹原ピストルといった、有名なアーティストに使用されていることから、その人気度が伺えます。また、海外でも広く使用されているそうです。
そこから後継シリーズが、進化を遂げながら次々と生まれ、現在に至ります。
50年以上経過した今でもこのFG/FSシリーズが普及されていることから、かなりの人気を誇る、愛されてきたギターだという事が分かります。
しかも日本国産初のアコースティックギターが、このように人気になったのはとてもすごい事ですよね。
現在のFGシリーズ、FG800シリーズ
現在のFG/FCシリーズにはいくつか種類がありますが、その中のFG/FS800シリーズについて、紹介していきます。
FG800シリーズは初心者に人気なモデルです。
FG800シリーズの大きな特徴は、サイズが大きめだという事です。
ギターのサイズが大きいと何が変わるのかというと、ギターの音の大きさが変わってきます。
そのため、このFG800シリーズはパワフルな音を出すことが出来ます。このことから、力強く弾きたい人に合っているギターになっています。
また、サイズが大きいため身長が低い人には扱いづらいという点があります。
逆に言うと、身長が高い人に合うギターだと言えます。
現在のFSシリーズ、FS800シリーズ
FS800もFG800と同じく、初心者に人気なモデルになっています。
FS800シリーズはFG800シリーズと違い、サイズが小さめです。サイズが小さいと何が変わるのかいうと、音が小さくなるだけではなく、音に繊細さが表れます。
また、サイズが小さいので単純にギターを弾きやすいです。
身長が低い人や、細な音が好みの人に合っているギターだと言えます。
FG800よりも扱いやすいので、初心者にとって、弾きやすさに関してはこちらのギターの方が弾きやすいです
FS800シリーズに関しては、身長が高い人にとっても弾きにくいという事はありません。
また、FG800シリーズとはフォルムも異なっています。
FG/FS800シリーズの違い
FG/FS800シリーズの違いをまとめると
- FGの方が、サイズが大きく、FSの方が、サイズが小さい
- FGは音がパワフルでFSは繊細
- ボディの形状が、FGではドレッドノートタイプで、FSではフォークタイプ。
このようになります。
ちなみにドレッドノートタイプの特徴は、くびれが少なく、サイズが大きいことです。フォークタイプにはくびれがしっかりとあります。
また、音に関してはドレッドノートタイプがパワフルで、フォークタイプが繊細な音となっています。つまり、FG/FSシリーズの大きな異なる点は、ドレッドノートタイプかフォークタイプなのかという事です。
それぞれ特徴が違うギターから自分が好きの方を選ぶことが出来るのが、FG/FSシリーズの良い点ですね。
また、後に紹介するのですが、FGかFSのどちらかを選んだあと、さらに種類を選ぶこともできます。
FG/FS800シリーズが初心者に人気な理由
ではなぜFG/FS800シリーズが初心者に人気なのかというと
- 3万円~5万円と安価
- 二つの中の好きな方を選べる
- 安いのに性能が良い
- ヤマハ製である
- カラーバリエーションが豊富
初心者にFG/FS800シリーズが人気な理由の一つには、価格が安価であることが挙げあられます。
3万円~5万円と初心者でも手を出しやすい価格になっています。
ですが、だからと言って性能が低いという事はなく、ヤマハ製だけあって、しっかりとした作りのギターになっています。
また、自分の好みによって、FGとFS二つのうちから一つを選ぶことが出来るのがうれしいポイントです。
パワフルな音を出したいのか、繊細な音を出したいのかなどによって決めることができるのは初心者にとっては嬉しいでしょう。
ヤマハはとても大きな会社ですし、楽器メーカーにおいては圧倒的な知名度を誇っています。そこも安心感につながっています。
ヤマハの事については後に紹介します。
また、カラーバリエーションが豊富なのも初心者に人気な理由の一つです。自分が好きな色のギターを選ぶことが出来ます。
このような点から、初心者の最初のギターにとてもふさわしいです。
ギターの番号の違い
FG/FS800シリーズには、
FG/FS
- 800
- 820
- 830
- 840
- 850
といった種類があります。
ではこの番号の違いは何かというと、ギターに使われる木材の違いです。
木材の特徴によって音の特徴というのが変わってきます。
また、番号の数字が大きければ大きいほど、値段が上がっていくのです。
一番数字が低いFG800が3万円程であり、一番数字が高いFG850が5万円程なので、2万円程の違いがあります。
ちなみにFG/FS800シリーズには共通点があります。それはギターの顔の部分の木材が一緒だという点です。
ギターの顔の部分はベニヤ板の張り合わせである合板ではなく、単版となっているのです。
単版と合板では単版の方が、音が良いので、3万円で単版のギターを買うことが出来るのはとてもお得です。
そこも初心者に人気な理由の一つでもあるでしょう。
FG/FSシリーズの強み、ヤマハとは
ちなみに、ヤマハは静岡県浜松市に本社を置く日本のメーカーで、世界最大の総合楽器メーカーです。
国内外問わず、かなりの知名度を誇っている会社です。ギター以外にも数多くの楽器を生産しており、ピアノ生産量では世界シェア一位です。
かなりの大企業であり、日本を代表する楽器メーカーといっても過言ではありません。
ヤマハにはかなりのブランド力があるので、FG/FSシリーズをヤマハが作っているというだけで、それなりのギターということになります。
製造している会社が大きい事がFG/FSシリーズの強みでしょう。
世界のヤマハの名は伊達ではありません。
まとめ
ヤマハFG/FSシリーズはとても人気が高いギターで、50年以上も愛され続けている、ギターの大御所のような存在です。
また、国産初のアコースティックギターだったのにも関わらず、最初の登場からかなりの存在感を放っていました。
人気のアーティストも使用しているほど人気です。
今回はFG/FS800シリーズについて紹介しましたが、FG/FS800シリーズだけでもかなり魅力がありました。ですがFG/FS800シリーズ以外にも、上位モデルがあったりします。それだけFG/FSシリーズがすごいという事ですね。
製造元がとても恵まれているギターということも相まって、これからFG/FSシリーズがどう進化を遂げていくのかがとても楽しみです。